ギリシャ文字の一覧

ギリシャ文字(Greek alphabet)の大文字と小文字、英語表記と日本語を一覧にしています。また、$\TeX$ で出力するための命令の書き方も説明しています。

中学までは、円周率 $\pi$ を使うくらいで、ほかのギリシャ文字はかっこいいな~と見ている感じかもしれません… しかし、高校数学では角度 $\theta$, $\alpha$, $\beta$ などを、さらに物理ではもっと多くのギリシャ文字を使うようになります。



もくじ

  1. ギリシャ文字の一覧
  2. TeXでの出力方法

ギリシャ文字の一覧

日本語読みは、複数の表記がありますが、ここでは代表的なものを載せました。

ギリシャ文字の一覧
大文字小文字英語表記日本語読み
$ A $$ \alpha $alphaアルファ
$ B $$ \beta $betaベータ
$ \Gamma $$ \gamma $gammaガンマ
$ \Delta $$ \delta $deltaデルタ
$ E $$ \epsilon $ , $ \varepsilon$epsilonイプシロン
$ Z $$ \zeta $zetaゼータ
$ H $$ \eta $etaイータ
$ \Theta $$ \theta $ , $ \vartheta $thetaシータ
$ I $$ \iota $iotaイオタ
$ K $$ \kappa $kappaカッパ
$ \Lambda $$ \lambda $lambdaラムダ
$ M $$ \mu $muミュー
$ N $$ \nu $nuニュー
$ \Xi $$ \xi $xiクシー
$ O $$ o $omicronオミクロン
$ \Pi $$ \pi $ , $ \varpi $piパイ
$ P $$ \rho $ , $ \varrho $rhoロー
$ \Sigma $$ \sigma $ , $ \varsigma $sigmaシグマ
$ T $$ \tau $tauタウ
$ \Upsilon $$ \upsilon $upsilonユプシロン
$ \Phi $$ \phi $ , $ \varphi $phiファイ
$ X $$ \chi $chiカイ
$ \Psi $$ \psi $psiプサイ
$ \Omega $$ \omega $omegaオメガ

$ \TeX $ での出力方法

$ \TeX $ でこれらのギリシャ文字の小文字を入力するには、英語名の前に \ を付けます(例:\omega → $ \omega $)。大文字を出力する場合は、英語名の1文字目を大文字にします(例:\Omega → $ \Omega $)

ただし、アルファベットの大文字と同じもの($ \Gamma \Delta \Theta \Lambda \Xi \Pi \Sigma \Upsilon \Phi \Psi \Omega $ 以外)は、アルファベットを使います。また、小文字の o (omicron)はアルファベットのオーと同じです。

上の表で2種類の小文字を示したものは、右側が変体文字です。これらは、英語名の前に var を付けることで出力されます(例:\varepsilon → $ \varepsilon $ cf. $ \epsilon $)。

これらギリシャ文字は、大文字は立体で、小文字は斜体で出力されます。大文字を斜体にしたい場合は、立体の大文字表記の英語名の前に var を付けます(例:\varDelta → $ \varDelta $ cf. $ \Delta $)。