ムッフ - 化学実験器具一覧

ムッフは、スタンドの支柱やクランプの棒部分を締め付け、固定する器具です。このページではムッフの用途と使い方、注意点を説明しています。

中学校の蒸留実験で、枝付フラスコを固定するクランプと、スタンドの支柱をつないで固定する器具として使われてますね。

ムッフ


もくじ

  1. ムッフとは
  2. ムッフの使い方

ムッフとは

ムッフは、スタンドの支柱やクランプの棒部分を締め付け、固定する器具です。パイプを締め付ける箇所が2つあり、一般に2本のパイプが垂直になります。

材質は、アルミ合金、亜鉛合金、ステンレス(← 高価!)があります。

形状は、ねじの先端に何もないタイプと、上の写真のように「爪」がついているタイプがあります。爪付きの方が安定してパイプを固定することができるため、優れています。

また、下の写真のように、2か所のパイプを締め付ける間の部分(真ん中のねじがある部分)が回転するタイプのものもあります。

回転式ムッフ
回転式ムッフ

値段は、爪付きアルミ合金製のものが1個900円程度です。需要が無いのか、意外とお高いですね。でも、実験器具を支える大事なパーツであります。

ムッフの使い方

  1. レトルト台などのスタンドの支柱に、片方のねじを締めて取り付けます。この時、ムッフのもう片方のねじに続く部分が下に来るようにします。これは落下防止のためです。(また、右利きの人は、この時点でムッフの開いてる方を自分の右側になるようにします)
  2. ムッフのもう片方に、クランプやリングのパイプを通し、ねじを締めて固定します。

外す時はこの逆の手順です。

他の実験器具の用途や使い方も解説しています。