加湿フィルターの拡大画像
穴の空いた層状の板、さて下の写真は何を拡大したものでしょうか?
正解は、加湿器のフィルターです!
加湿器の内部でこのフィルターを水で湿らせ、風を通すことで、水が蒸発して空気中の水蒸気量が増加します。その結果、空気の湿度が上がるという仕組みです。冬の乾燥した時期に役立つアイテムですね。
上の接写画像を見てみると、フィルターには丸い穴が多数空いていることが分かります。水を含んだフィルターは風を通しにくいため、一定量の空気はこの穴を通過させることで、加湿器を通る空気の抵抗を減らしているのでしょう。フィルターの繊維は比較的荒く、ごつごつとした質感であることも分かります。これは、フィルターに水を蓄えながらも、空気を通りやすくする構造だと思われます。左下の白い物体は固く、フィルターを波の形に固定しておくための構造だと考えられます。
身近にあるミクロな構造に注目してしましょう。拡大することで、物の性質や役割が明らかになります。