ねじの拡大画像

とがった先端に、らせん状の突起、これが何であるかもう分かりますね?

ねじの拡大画像・マクロ画像
ねじの拡大画像

その通り、ねじの拡大画像です。

身の回りにはねじがいっぱい使われています。ドアの蝶番を止めていたり、家具のパーツをつないでいたり。電子機器のスマートフォンやパソコンのケースを固定しているのもねじですね。小さなサイズのねじが使われることも多いですが、拡大してよく見てみましょう。

上の画像は木ねじと言われるタイプのねじです。先端がとがっていて、木材などに穴を開けながら締めていきます。らせん状の山はネジ山といい、一定間隔で渦を巻いていることが分かりますね。先端部分のネジ山は徐々に山が高くなっていて、回転により部材を切りながら進んで行けるようになっています。

同じねじを真横から見てみましょう。

ねじの拡大画像・マクロ画像(真横)
ねじの拡大画像(真横)

ねじ山の形がよくわかります。

次の拡大画像は、ねじの頭部分です。ドライバーの先端を差し込む場所ですね。

ねじの拡大画像・マクロ画像(ねじ頭)
ねじの拡大画像(ねじ頭)

中心部には十字の溝があり、プラスドライバーを差し込んで回せるようになっています。十字と言ってもその中心部分は直角にはなっていなくて緩いカーブを描いていることが分かります。

ドライバーのサイズが合っていなかったり、無理な力をかけて締め付けた場合は、この中心部分が削れてしまい、ドライバーで回すことができなくなってしまいます。いわゆる「ねじがバカになる」「ねじがダメになる」状態になってしまいます。

最後に、違うタイプのねじを見てみましょう。

ねじの拡大画像・マクロ画像(ゆるみ止め接着剤付き)
ねじの拡大画像(ゆるみ止め接着剤付き)

組み立て部品として付属しているねじには、上の図のように色のついた接着剤がついていることがあります。これはゆるみ止めの接着剤であり、ねじとねじが振動などで緩むことを防止する役割があります。



身近にあるミクロな構造に注目してしましょう。拡大することで、物の性質や役割が明らかになります。