時計皿 - 化学実験器具一覧

時計皿は、中央部分がややくぼんだ円形のガラス板です。ビーカーの蓋などとして用いられます。このページでは時計皿の用途を説明しています。

小学校か中学校で、結晶を載せて観察するのに使ったことがあるかもしれないですね。

時計皿


もくじ

  1. 時計皿とは

時計皿とは

時計皿は、中央部分がややくぼんだ円形のガラス板です。厚さは2mm程度、直径は30mmから250mm程度のものまで売られています。英語では "watch glass" と言います。

結晶を載せて観察したり、液体を蒸発させたり、秤量瓶代わりとして用いたりします。また、ビーカーの蓋としても用いられます。

液体を自然蒸発させる場合は、時計皿を用いると(液体が広がる面積が広いため)速く蒸発することが見込めます。しかし、加熱して蒸発させる場合は、蒸発皿を用います。

ビーカーの蓋として用いる際は、時計皿の窪んでいる方を下にします。こうすることで、時計皿が落ちないように安定性を得られます。ただし、密閉性はなく、しかもビーカーの注ぎ口の部分をふさぐことはできないため、蒸発量を抑えたり、埃が混入するのを一時的に防ぐ程度の役割しか果たせません。


材質は、並質ガラスが一般的ですが、硬質ガラス、石英ガラス、PP、PETEでできたものもあります。

値段は、直径100mmで並質ガラス製のものが240円程度です。また、硬質ガラス製は2,000円、石英ガラス製は18,000円、PP製は300円、PTFE製は2,000円程度で売られています。

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