コルクボーラー - 化学実験器具一覧
もくじ
コルクボーラーとは
コルクボーラーは、ゴム栓やコルク栓に、ガラス管等を通すための穴をあける器具です。英語では "cork borer" と表します。
片方の端に刃が、もう片方に持ち手がついており、これを栓に当てて回転させながら押し込むことで、栓に穴をあけます。金属製です。
「コルク」ボーラーという名ですが、コルク栓のみならずゴム栓に穴を開けるのにも用いられます。刃の形状が「平刃」と「鋸刃」の2種類あり、平刃はコルク栓に、鋸刃はゴム栓に用います。平刃でゴム栓を開けるにはかなりの力が必要となり、逆に、鋸刃でコルク栓を開けようとすると、コルクがボロボロになってしまいます。
穴の径の違いで、12種類くらいがセットになって販売されています。また、穴をあけた後に「くりぬかれた部分」がコルクボーラーの中に入ってしまうので、これを取り除くための棒がセットになったものもあります。
穴が開いたゴム栓というのも市販されていますが、値段が高いうえ、サイズのバリエーションも少ないため、一般的にはコルクボーラーを用いて自分で穴をあけます。
値段は、1本600円程度です(大きさにより異なります)。
コルクボーラーの使い方
コルクボーラー使用上の注意
- 栓の径が大きいほうを下にして置くことで、より安定性が得られます。また、多少貫通後の穴の位置がずれても、底面から穴が外れることがありません。
- 穴を開けているときは、時々いろいろな角度から見てボーラーが栓に対して垂直になっていることを確認します。
- 穴を開ける際は、よく回転させるようにします。押し進める力が大きすぎると、穴の径が小さくなってしまいます。
- 最後に貫通させるときは、ゴム栓が外に膨れ上がるため、特によく回転させることが大事です。また、膨れ上がりを防ぐため、木片やボール紙を敷いて、これに押し付けるようにして貫通させるとよいです。
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