表面積の求め方 - 計算公式一覧

表面積とは、立体の表面の面積のことです。

このページでは、様々な立体の表面積の求め方を一覧にまとめています。図形と表面積の公式をセットで覚えましょう!

それぞれの公式の導き方や、表面積計算の問題の解き方は、リンク先のページで見られます。詳しく知りたい方は、ご覧ください。



もくじ

  1. 立方体の表面積
  2. 直方体の表面積
  3. 柱体の表面積
    1. 円柱の表面積
  4. 錐体の表面積
    1. 特別な四角錐の表面積
    2. 円錐の表面積
  5. 球の表面積
  6. トーラス(ドーナツ形)の表面積
  7. 正多面体の表面積
    1. 正四面体の表面積
    2. 正八面体の表面積

立方体の表面積

一辺の長さ a の立方体
一辺の長さ a の立方体

立方体の12の辺の長さは等しく、これを $a$ とします。立方体の表面積 $S$ は、次の式で求められます。

立方体の表面積
\begin{align*} V = 6a^2 \end{align*}
表面積 = 一辺 × 一辺 × 6

直方体の表面積

三辺の長さが a, b, h の直方体
三辺の長さが a, b, h の直方体

三辺の長さが $a, b, h$ の直方体の表面積 $S$ は、次の式で求められます。

直方体の表面積
\begin{align*} V = 2(ab+ah+bh) \end{align*}
表面積 = 2 × (たて × 横 + たて × 高さ + よこ × 高さ)

柱体の表面積

柱の表面積は「底面積 + 側面積」で求められます。

ここでは、円柱の例を見てみましょう。

円柱の表面積

半径 r、高さ h の円柱
半径 r、高さ h の円柱

底面の半径 $r$、高さ $h$ の円柱の表面積 $S$ は、次の式で求められます。

円柱の表面積
\begin{align*} V = 2\pi r^2 + 2\pi rh \end{align*}
表面積 = 2 × 半径 × 半径 × 3.14 + 直径 × 3.14 × 高さ

公式の導出方法と計算例については、「円柱の表面積の求め方」をご覧ください。

錐体の表面積

錐の表面積は「底面積 + 側面積」で求められます。

四角錐と円錐の例を、それぞれ見てみましょう。

特別な四角錐の表面積

高さ h、二辺の長さが $a,b$ である長方形を底面とし、向かい合う側面が合同な二等辺三角形である四角錐
高さ h、二辺の長さが $a,b$ である長方形を底面とし、向かい合う側面が合同な二等辺三角形である四角錐

二辺の長さが $a,b$ である長方形を底面とし、向かい合う側面が合同な二等辺三角形である四角錐の表面積 $S$ は、高さ $h$ として次の式で求められます。

四角錐の表面積
\begin{align*} S = ab + a\sqrt{h^2+{\left( \frac{b}{2} \right)}^2} + b\sqrt{h^2+{\left( \frac{a}{2} \right)}^2} \end{align*}

円錐の表面積

半径 r、高さ h の円錐
半径 r、高さ h の円錐

底面の半径 $r$、母線の長さ $l$、高さ $h$ の円錐の表面積 $S$ は、次の式で求められます。

円錐の表面積
\begin{align*} S &= \pi r^2 + \pi r l \\[5pt] &= \pi r^2 + \pi r\sqrt{r^2+h^2} \end{align*}
表面積 = 半径 × 半径 × 3.14 + 半径 × 母線の長さ × 3.14

公式の導出方法と計算例については、「円錐の表面積の求め方」をご覧ください。

球の表面積

半径 r の球
半径 r の球

半径 r の球の表面積は、次の式で求められます。

球の表面積
\begin{align*} S = 4\pi r^2 \end{align*}
表面積 = 4 × 3.14 × 半径 × 半径

公式の導出方法と計算例については、「球の表面積の求め方」をご覧ください。

トーラス(ドーナツ形)の表面積

トーラス(ドーナツ形)
トーラス(ドーナツ形)

円の切り口を持った環状体をトーラスといいます。

図に示したトーラスの表面積 $S$ は、次の式で求められます。

トーラス(ドーナツ形)の表面積
\begin{align*} S = 4\pi^2 rR \end{align*}

正多面体の表面積

正多面体とは、すべての面が合同な正多角形で、かつすべての頂点に同数の面が集まっている多面体です。

凸正多面体には5種類ありますが、ここでは正四面体と正八面体の表面積の公式を挙げます。

正四面体の表面積

一辺の長さ a の正四面体
一辺の長さ a の正四面体

正四面体の6つの辺の長さは等しく、これを $a$ とします。正四面体の表面積は、次の式で求められます。

正四面体の表面積
\begin{align*} V = \sqrt{3}a^2 \end{align*}
表面積 = 1.73 × 一辺 × 一辺

正八面体の表面積

一辺の長さ a の正八面体
一辺の長さ a の正八面体

正四面体の12の辺の長さは等しく、これを $a$ とします。正八面体の表面積は、次の式で求められます。

正八面体の表面積
\begin{align*} V = 2\sqrt{3} a^2 \end{align*}
表面積 = 2 × 1.73 × 一辺 × 一辺